2012年とその前

電子書籍をとりまく状況は、2012年とそれまでとでは、大きく異なります。

2012年より前にも、電子書籍元年といわれた年もありしました。毎年いわれてたかも・・・。実際にパブーなど電子書籍を手軽に販売できるサービスなども登場しています。

またiOSやAndroidのアプリとして電子書籍を販売するという道もあり、まさに電子書籍はこれからだなという状況にありました。

とはいえ、パブーなどのサービスを利用する著者を除いて電子書籍を出版するのは出版社や一部のデベロッパーと言われるアプリ開発会社にかぎられていました。


さらに相当数のユーザー(読者)が見込める電子書籍のマーケットはAPPLEの提供するApp storeしかないと言ってもいいような状況でした。

出版社、書店も独自のマーケットを展開しはじめていましたが、一般の人たちが自分の作品を電子書籍として販売することは、まだまだ難しい状況でした。


僕らのように自分で電子書籍を販売してみたい人たちにとっては、まだまだ壁は厚く堅牢でした。そんなセルフパブリッシャーたちが待ちわびていたのがAmazon Kindle端末の日本発売とkdpの日本での開始です。


最初に参入したのは以外にも楽天koboだった

しかし最初に障壁をぶち壊したのは、Amazon Kindleではなく楽天koboでした。

Amazon Kindleの機先を制すべく2012年7月19日koboイーブックストアのサービスを開始。当初からしばらく話題にことかかなかった楽天 kobo。kobo端末の使い方や日本語書籍のタイトル数のカウント方法などユーザーから高い評価を受けたとは言い難いですが、電子書籍リーダーとしては価格相応のものだと僕らには思われました。


またkoboではkobo writting lifeという特筆すべきサービス(Amazonのkdpと同じようなもの)があります。このサービスこそが出版社でなくてもkoboイーブックストアで本を販売するというセルフパブリッシングを可能にしたのです。


電子書籍フォーマットのグローバルスタンダードと言ってもいいEPUB、ワードファイルやHTMLをサポートしていて、簡単な手続きをすればkoboイーブックストアで本を販売できる手軽さ。

僕らもすぐにEPUBを作成しkobo writting lifeを使いkoboイーブックストアで本を販売しました。


本命も始動

そして遅れること3ヶ月後の2012年10月25日。大本命のKindleストアが始まります。

kdpというkobo writting lifeと同様のサービスが日本のストアに対応したことより、誰もが自ら電子書籍を販売できるようになりました。


まとめとしては

2012年とそれまでとの違い

それは2012年に本当の意味で個人が自ら書籍を販売できる環境が整ったということ


Amazonという大手書店で自分の電子書籍を販売できる時代がやってきたのです。

もしかすると、大海賊時代なみにすごいことかもしれません。


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