iBooksについて今更説明するのもなんだけど、ご存知のとおりiPadの発売に伴い公開された電子書籍リーダー。当然iOS専用なので、アップル社以外の製品では使えないのだが、実際にiPhoneやiPadの市場内に置けるシェアを考えると膨大な人数の人ががこのアプリを利用しているし、むしろそれらのユーザーのほとんどはiBooksからiBookstoreに行って電子書籍を購入していることだろう。日本でのiBookstoreのオープンは今年に入ってからだが、iTunesでなじんでいた人にはより便利になったというところだと思う。


そこで、表題のiBooksアプリの使い勝手なのだが、一言で言えば「アップル社らしく直感的に使えてそつがない」というところだろう。アプリケーション内での画面の明るさを設定アプリケーションやマルチタスクバーで設定するよりも広い範囲で設定することが出来たり、文字の大きさ、書体、画面の色などをあらかじめ決められた候補の中から選択できる。その候補も迷う程多くあるのではなくむしろ少ないのだが、本を読むという目的を思えば必要十分で適切な内容といえるだろう。


また本を読む際の欲しい機能、書籍内の検索や単語の辞書機能、辞書からさらにワンクリックでweb検索やWikipediaでの検索、ブックマークやその一覧、指定箇所にハイライトをつけて、さらにそれに対するメモ書きなどなど、ほぼもれなく網羅されている。1つのアプリの中で、本を探す→読む→必要に応じて調べたり記録したりする。これが完結してしまう。紙の本と違い、メモ書きもいらなくなれば綺麗に消去できるので気兼ねすることもない。もちろんペンも付箋も必要ないのである。他の電子書籍リーダーも同様の機能を持っているが、どう見ても真似してない?もある上、操作性の面ではやはり抜き出ているように思える。真似されるということはそれだけ優れているということだろう。通常の商品競争は真似をした上でさらに性能を向上させていくのだが、超えていると感じられるものが少ないのはiBooksアプリの完成度の高さを思わせる。


また、これは主観もあるが、ユーザーインターフェースデザインが美しい。シンプルでわかりやい。最新のRetinaディスプレイの端末で読んだときの読みやすさは抜群だ。Retinaディスプレイについて興味がある方は是非店頭などで確認してみてもらいたい。


もちろんまだまだ改善されていくべき点はあるだろう。全ての人にとって完璧であることはあり得ないのだから。私見でいえば、iBooksアプリよりもiBookstoreの使い勝手に少々難が有るように思えるし、さらに使い込んでいくことで何かしら不満が出てくることも十分考えられる。


とはいえ、現時点での感想は「そつがない」なのである。そう感じる度に、偉大なるジョブス亡き後のアップル社がおかしな方向に行ってしまわぬよう改めて思ってしまう。


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