手塚治虫の「ブラック・ジャック」が週刊少年チャンピオン誌上に登場したのが1973年11月。今年は40周年にあたる。
今でこそ医療を題材にしたコミック作品は数多く存在する。山田貴敏の「Dr.コトー診療所」や村上もとかの「JIN−仁−」はTVドラマにもなっているのでご存知のことと思う。史村翔原作、ながやす巧作画の「Dr.クマひげ」。少女漫画の世界では佐々木倫子の「動物のお医者さん」、これは獣医のお話だが当時シベリアン・ハスキーブームを引き起こした。現在も連載中の作品では北原雅紀原作、あおきてつお作画の「真夜中のこじか」が派手ではないがハートウォーミングないい作品といえる。その医療漫画を初めて世に送り出し、認知させたのが手塚治虫。1970年発表の「きりひと讃歌」を皮切りに1973年の「ブラック・ジャック」でコミックの中に新しい分野を一つ確立させた。これは手塚治虫が大阪帝国大学附属医学専門部卒業という経歴を持ち、医学に精通していたからこそ始められたことであったろう。現在とは違って、インターネットの無い時代に資料を調べることは膨大な労力を要する。基本的な知識なしには、なかなか踏み込めない分野であったと思う。
その後様々な医療漫画が発表され、奇想天外な医療を行うスーパードクターの話から、医療よりもアクションに重点をおいた作品まで多岐にわたることとなった。
話を戻そう。現在秋田書店では、40周年を記念した様々な企画が実施されている。
月刊プリンセスでは4月6日発売の5月号から、トリビュート企画としてさまざまな人気作家が、ピノコをメインにしたマンガおよびイラストを発表している。種村有菜、紗久楽さわ、宇仁田ゆみ、山中ヒコ、山本ルンルン、おがきちか、タアモ、久世番子など毎号多彩な作家が登場。ふみふみこ、アサダニッキ、雁須磨子、かわかみじゅんこ、金田一蓮十郎、みきもと凜、水沢悦子、田中圭一、西炯子、星野リリィもラインナップされている。田中圭一!?プリンセス誌上で掲載していいのか?さすがに下ネタはやらないか。
さらに週刊少年チャンピオン誌上でも実話をもとにした「ブラック・ジャックREAL」が、石坂啓、小谷憲一、わたべ淳、高見まこ、三浦みつる、堀田あきお達の手によって描かれる。
そして、プレイコミック6月25日発売8月号にはなんと、叶精作が、志名坂高次が、ルノアール兄弟が「ブラック・ジャック」を描いている。なんと「実験人形ダミー・オスカー」を描いた叶精作の連載中の作品「地獄の葬儀屋デーモン豊作」とのコラボ作品である。デーモン豊作とブラック・ジャックの共演とはなんと贅沢な。内容はネタバレになってしまうので是非購入して楽しんでいただきたい。
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