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僕だけがいない街

未来を変える再上映。

書籍データ

  • 僕だけがいない街
  • 少年コミック
  • 三部 けい(著)
  • 角川コミックス・エース
  • 評価 ★★★★☆(まだ連載中なので)


おすすめポイント

張り巡らされた伏線を楽しむ本格サスペンス漫画。タイムリープ物が好きな人にはオススメ。


「したっけー」

など、道産子の方言や北海道ならではの情報も魅力の一つです。


本の紹介

藤沼悟は自らリバイバルと名付けた、悪いことが起こる直前まで時間を遡る能力を持つ。

そんな特殊能力を持ちながらも、売れない漫画を描き、ピザ配達のバイトをする悶々とした日々を送っていた。

だが、突然事件に巻込まれ、環境は一変する。

全ての悲劇は、複雑に絡み合って彼を巻き込んでいく。

はたして、リバイバルの能力は彼を救うのだろうか。


この本を読んで思ったこと

(少しでもネタバレが気になる人は読まないでください。)


過去に起こったちょっとした出来事が影響しあって、現在や未来に予測できない結果をもたらす。

時間が巻き戻るタイムリープ物は、時をかける少女、バタフライエフェクトなど、小説や映画、漫画などに何度も登場し、使い古された設定だと言えます。


だからこそ、綿密な構成と伏線が命で、設定だけ使ってもつまらない物になりがちです。

僕だけがいない街は、過去の舞台を小学生時代とすることで、様々な制約を持たせることで話を面白くしています。

また、逃亡者のような展開を入れ、見事な緊張感を作り出しています。


私が読んだ3巻までは、スリルとサスペンスが共存する、素晴らしい出来ですが、

気になるのが作品そのものより連載漫画という、媒体としての制約です。


人気が出てくると、少しでも長く引き延ばしたいという大人の事情の為、

間延びしてしまった作品や、伏線が回収出来なくなった作品が数多くあります。


また、読者の裏をかくこと、どんでん返しをすることが目的化して、

ほとんど関係ない登場人物を犯人とする酷い作品もあります。


サスペンスの名作は、限られた登場人物の中で、読者を上手にミスリードしてくれます。

そういう意味では、登場人物が少ないことが気になるところです。


あまり無粋な深読みをしてもしょうがないので、続きを期待して待っています。


僕だけがいない街は、いったいどんなラストで楽しませてくれるのでしょうか。


関連するもの

トゥルー・コーリング DVDコレクターズ・ボックス1(アメリカの海外ドラマ)

死者の記憶を頼りに過去を変えるストーリー。大好きだったのですが、引っ張り過ぎて途中で打ち切りになっています。


愚者の渡しの防御

The Defense of Duffer’s Drift(洋書)

未読ですが、購入済み。新米指揮官が何度もループして、任務を遂行する小説仕立ての兵法書だそうです。

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