映画がみられる電子書籍とは…なんて素敵なんだ!
この電子書籍の最大の特徴は映画が全編みられるところです。
電子書籍なんだから音声や動画を組み合わせていくことは、決して新しいものではありません。
iBookstoreが日本でオープンする前からアプリのストア(App Store)で書籍は販売され、そこには短い動画のついた書籍も存在していました。
*いまもApp Storeで書籍は販売されています。ただし、iBookstoreのオープンにより電子書籍はApp StoreからiBookstoreに移行していくと思われます。
しかし、この書籍は短い動画ではなく大胆にも映画全編を組み込んでいます。
映画一本まるまる入った電子書籍など今のところiBookstoreで見かけることはほぼありません。
*ディズニーアニメ「白雪姫」がありますので、そちらはまたの機会に紹介しようと思います。
なんと痛快な書籍でしょう。

結果として随分容量のある重たい書籍になってしまったのですが…
とはいえ、もしかするとこの電子書籍の野心的な試みのほうが重い意味を持つことになるかもしれません。
映画など大容量の動画と書籍の組み合わせに僕は想像せずにはいられないのです。
※日本では現在実施されていません。
と、様ざまなかもしれないを想像させてくれる本作「透明人間」。
主人公はとっても大迷惑な男。「モノケイン(モノカイン)」という触れると色が消えてしまう薬品を研究・改良し透明になる薬を開発します。そして自ら開発した薬の実験台になり見事に透明人間になるのですが、戻りかたがわからないというなんとも残念なことに。さらに残念なことにモノケインには恐ろしい副作用が!
この副作用と人外の姿により、彼は…。
ヒロインに、グロリア・スチュアート※をむかえプチ恋愛要素も盛り込んだ、トーキー初期の名作といえるでしょう。
※タイタニックでローズ(もちろんおばあちゃんのローズ)を演じた女優としても有名。
原作者はSFという分野を切り開いたあのH.G.ウェルズ。
さらにこの電子書籍には、日本SFの始祖のひとりと言われる海野十三の翻訳版が収録されています。
このチョイスはお見事。
映画とは幾分か異なる海野十三訳「透明人間」も読んでみてはいかがでしょう。
映画のセリフが英語と日本語で収録されているので、その気があれば英語多読もできます。が、タドキストとしては、H.G.ウェルズの原作が収録されていないのは残念なところ。
まあ、僕の多読レベルでは読めないんですけど…雰囲気的には、やはりあったほうが良かったと思う。
収録されている海野十三訳「透明人間」と収録して欲しかったH.G.ウェルズの原作はこちらからでも読めるのでリンクしてきます。
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