深さ5メートルはあろうかという穴の中が、この物語の舞台。
穴に落ちて重症をおい身動きがとれなくなってしまった主人公「史郎」は、助けを呼ぶために叫ぼうとしたときに、同じく穴の中にいた女の子「瑠輝」に声をかけられます。
史郎は瑠輝も、この穴に落ちて怪我をおったと思っていますが、瑠輝は違う目的を決行するためにここに来ていたのでした。
史郎と瑠輝、それぞれの視点で物語が進行するため、あまり話にひねりはありませんが、むしろ助けを呼ぶこともままならない暗い穴の中というシチュエーションと、二人の心理描写が、瑠輝の秘密と相まって、緊張感を感じさせます。
詳細には語られていませんが、史郎の怪我はかなりのもののようで、うっすらと自身の死を覚悟しはじめますが、そんななかでも瑠輝の身を案じ、彼女だけは助かるように願う史郎の姿に、次第に瑠輝の心境に変化が現れはじめます。
そして、瑠輝の行動によって史郎は助かりますが、、、
ネタバレはやめておきましょう。
最後は主人公二人、どちらにとっても、ハッピーエンドと言えるでしょう。
少ない登場人物と暗い穴の中というシチュエーションでのドラマで、映像作品や舞台などで見ると面白そうだなと思いました。誰か映像化してくれませんかね。
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