ハーバード白熱教室でおなじみのマイケル・サンデル教授による「市場と道徳」について考える本です。
全編通して「需要と供給のもとになんでもありな市場」に対しての嫌悪感が伝わってきます。
本書にあげられた例の数々は、確かに行き過ぎた感があるものも多いです。
例えば、バイアティカル(生命保険買い取り)が、もっともわかりやすい例でしょう。
生命保険に入っており、治る見込みの薄い病気などで余命が短いと予想される人の保険を、投資家が受取額の半額程度で買い取り、月々の保険料を肩代わりするかわりに、生命保険を受け取ることができるという商品です。病気の本人は必要なら現金が手に入り、投資家は大きなリターンを得ることができます。
患者が予定通りに死んでくれればね。
ちなみに患者が予想以上に命をながらえた場合は投資家のリターンは減っていきます。
投資家は患者本人や仲介業者に、「いつになったら満期(患者の死亡)になるのか?」などと問い合わせてくることになります。
嫌な世の中ですね。
こんな極端な例ばかりではないですが、道徳的な意味を考えざるを得ない事例が盛りだくさんです。
市場主義が本質的に抱える問題を知る上ではとても良い本だと思います。
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