ある時、気がつけば突然、知らないところで鎖に繋がれ閉じ込められている。目の前には「お前たちの中に鬼がいる」という謎の文字。また各部屋に合計7名が同様に繋がれている。しかも一定の条件を満たすと起こる「リセット」という謎の巻き戻し現象。彼らは無事にこの状況から脱出することができるのか!!?
彼らが囚われている異常な世界で起こる現象は、意外にも整然としたルールがあり、あたかもゲームの世界に巻き込まれたかのようです。
そんな閉ざされた奇妙な世界と、異常な状況、同様に囚われていたと思われる別の人たちの異様な死体、そして「お前たちのなかに鬼がいる」という文字のせいで、彼らの間に次第に軋轢が生まれていきます。
鬼とはなにか?
鬼とはだれなのか?
生きてここを出るために、鬼を殺さなくては!
整然としたルールがある不思議な世界のなかで、脱出のために繰り広げられるのは、なかなかに読み応えのある推理劇です。
終盤近くまで、緊迫した状況下での推理と騙し合いが続き、読むものを飽きさせません。
しかし、彼らは大きな間違いを侵していました。囚われている中の一人があえて引き起こしたミスリードにより、進んではいけない方向に進んでいたのです。
脱出の鍵は、意外なところにありました。書籍のタイトル自体が大いなるヒントだったのです。
そして、物語は囚われていた者たち各々にとってのエンディングを迎えます。果たして主人公にとっては、ハッピーエンドだったのでしょうか?
オススメです。
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