日本人ならだれもが知っている民話集。収録タイトルは『かぐや姫』、『貧女王の大宴会』、『浦島太郎』、『瘤とり』、『金太郎』、『大江山』、『はちかつぎ姫』、『一寸法師』、『花咲じじい』、『桃太郎』、『舌きり雀』の12編。それぞれのお話はPublic Domainの無料のものもありますが、いちいち検索するのがめんどうな人はこちらでまとめて読むことをオススメします。
語り口調はソフトですが、いわゆる「むかし、むかし、あるところに……」というはじまりが「むかし、むかし、丹後国の水の江に、浦島太郎という、りょうし……」と、場所が明記されていることが多く「へえーっ、浦島太郎は関西人だったのかー」とわかってちょっと新鮮。お話のあとに短い解説がついていてこれが「桃太郎の桃は股(もも)のシンボル」など、面白いです。民俗学者 藤沢衛彦が集めた民話集で、この藤沢衛彦、全国の伝説や民話のみならず、民謡や小唄、流行歌といった口承音楽、風俗、果ては変態まで研究した人物らしく興味深いです。エログロナンセンス的民話観を持っていたのでしょう。(BabarianZZ)
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